知ったかブログ

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W杯レポ3 ~日本は通用したのか?~

はいこんにちは、泥門デビルバッツのくまゆーです

スポーツというのは、どうしても無い物ねだりになりがちですね。しかし、足りないものを補うのには限界があり、持っているもので勝負しなきゃいけない時は必ずきます。

そんな日本代表についてです。

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アメリカ戦を見て

9月5日に行われたワールドカップ 日本対アメリカをテレビで観た方も多いのではないでしょうか。世界最強軍団であるアメリカとの試合は、普段から観れるものではなく会場やテレビの前では多くの期待と興奮が渦巻いていたと思います。

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「ケンバちゃんと名将ポポヴィッチ

結果から言うと敗戦の日本、順位決定戦を2試合残しますが、まずはお疲れ様です!崖っぷちのアジア予選から本戦へと辿り着き、世界ランク1位と戦う姿を誰が想像したでしょう。

これは注目されている八村塁君だけではなく日本代表全体の頑張りがなければ実現できませんでした。本当にありがとうの気持ちでいっぱいです。

しかし!試合の評価には感情を一切含めません。含めるとたくさん褒めちゃうからね。ただ、ディフェンスできないだのシュートが下手だの言うこの身の程知らずの根底は感謝しかないことを伝えたかっただけです。

記事の構成としては軽く試合の流れを追って、総評と展望という感じですかね。眠いから省くところがあるかもしれません。

いざ!スタート!

●開戦!直後の右ストレート

日本は篠山をスタートに戻しました。前の記事で僕が篠山はスタートに戻ると言ったのをラマスHCが見てたのでしょう。アメリカは白人と黒人がたくさん。

スタート直後にケンバ・ウォーカーがエンドワン。解説は良いファール的なことを言ってますが最悪の始まり方です。

今大会のアメリカの攻め方はthe個人技です。個人技の途中にフリーの選手にパスを出すこともありますが、あくまで自分で攻めるのが最優先事項になっています。ただ、チーム内でパスをする指示が出たら個人技を出さずにパスをしまくっての3Pです。

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「数少ないオールスター、ケンバ・ウォーカー」

そんなこんなで出ばなをくじかれた日本はアメリカのハイペースに乗せられます。ディフェンスが凄まじく硬いアメリカと殴り合えるはずもなく、ターンオーバーからのカウンターを許します。

尚、解説はこれを日本がアメリカにスピードで勝ってると言っていましたが、ペースに乗せられ走らされてるだけ。

日本はペースを落とし自分達のリズムでオフェンスをしたいところですが、アメリカのプレッシャーをかけるディフェンスにシュートとパスが雑になります。冨樫か2年後のテーブス海が欲しくなる場面だね。

ラマスHCはアメリカのオフェンススピードとディフェンスでのプレッシャーを見て、ペースメイカーの安藤と確実に外から撃てる安藤周人、ボールに追いつける竹内広輔を投入。ダブル安藤。

しかし、戦術で対応しても機能しない日本、中に入れないからシューターを出したのに外も全然入らないから仕方がない。というかフリーを作らせてもらえない。スピードで勝てないじゃん!

ずーっとそんな感じの状況が続きます。アメリカもシュートが全然入っていませんが、数多く撃っているのとリバウンドをほとんど取られ、大量リードをされた前半の日本。

唯一の好材料は馬場はドライブができてたこと。

「こんなに撃たれちゃった」

 

●永遠に後出しジャンケン

後半はバーンズに3Pを決められてスタート、八村に頼りすぎなオフェンスの日本は苦し紛れのミドルシュートを多く撃ちます。というよりアメリカのゾーンに撃たされます。

今までの試合でミドルシュートをあまり見てきませんでしたが、日本はミドルが苦手なんでしょうか?

全然シュートの入らない日本ですが、それ以上にアメリカも入りません。ドライブしてからのキックアウトパスをしたいのでしょうが、外のシュートがまあ入らない。何故か守れてしまう日本。ただ、その殆どでリバウンドを取られ押し込まれます。

いろいろ雑なアメリカのオフェンス、パスミスやキャッチミスも増えますがフィジカルと反射神経で日本に奪わせません。

リバウンドといい、ジャンケンで勝ったと思ったら後出しで負けるような状況が続く日本。極めて理不尽なアメリカ。

八村もダンクを魅せ、ようやく見せ場を作りますが今までのような活躍は見せれません。バーンズかブラウンとマッチアップしていますが、どちらも素晴らしいディフェンダーです。いやバーンズはオールラウンダーか。

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「Mr.器用貧乏、ハリソン・バーンズ」

その後も馬場の活躍以外特に驚くようなことはなくエースを抑えられ、後出しジャンケンなオフェンスを繰り返され日本は敗北です。正直なんとも言えないね、馬場は今年からGリーグかな。

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「最後まで活躍した馬場」

尚、試合の最後にアメリカは24秒をきっているので100点目を決めません。決めると国民に怒られちゃうから。

これは大差が付いて残り24秒をきった場合は必要以上に点差を付けないのが相手へのリスペクトだそうです。成績とか結果主義のアメリカっぽくない。日本だと最後までやるのが美徳だよね。

アメリカの文化だと思ってたらBリーグでもこの暗黙の了解が浸透してきたらしいです。高校とかではやめてほしいですね。そういえばアメリカの高校は暗黙の了解はあるのか?

 

●総評 ~通用したのかどうか~

結果から言うと、今の日本が通用した点はないと感じました。まあアメリカのオフェンスが雑すぎたのと日本のシュートが入らなすぎたので、わからないと言うのが正直なところです。

明確に通じていなかったのは八村ですね。自分の得意とするオフェンスパターンを抑えられた時の対処がまだ出来ていません。八村より劣る渡邊ですが、NBAでの経験からそういう時の対応力は素晴らしいです。こればっかりはNBAで試合に出て経験を積むしかないですね。

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「更なる飛躍を期待される21歳」

これは他の選手にも言えることで、解説が言っていた「Bリーグで出来ていたことがNBA選手とやるとできない」ということです。この時の対応力を身につけるには得意なことが通じない環境に長く身を置く必要があります。だから馬場にはGリーグに来て欲しい。

もう1つ通じなかった点はシュートです。シュートは昨日の今日で改善できるものではありませんが、確実にアウトサイドから撃てるシューターがいないこととチェックに弱すぎることは明確な課題です。

また、プレッシャーがかかるとボールの扱いが雑になります。フィジカルも関係してくるので難しい話ですが、ボールを正確にコントロール出来ないと、そもそものオフェンスの組み立てが出来ないので頑張って欲しいところです。

リバウンドは無理なのでボックスアウトをすることぐらいしか言えません。身体能力系のセンターが欲しいですが、ファジーカスと竹内兄弟でやりくりするしかありませんね。ラマスHCの悩みどころ。

そのラマスHCも今後どうなるかわからなくなりました。この結果を受け解雇される可能性だってあります。協会が東京オリンピックまでに日本人監督にしたそうだしね。

ただこれだけは言っておきたいのが、正しい戦術を展開しても勝てるとは限らないということです。持ってるものを最大限に使い対策しても、デタラメなパワーで潰されることもあります。今回のアメリカの後出しジャンケンなプレーもまさにそれ。

僕がラマスHCに今後して欲しいのは八村を組み込んだチームオフェンスだけです。八村にボールを渡すとポストアップでの1on1は始めますが、スムーズなパスムーブからのフィニッシャーとしても見たいです。ミドルめっちゃ入るし。東京オリンピックまでには出来るはずです。それだけ。

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「W杯一次予選全敗により評価が揺らぐラマス」

●日本のW杯は終わってない

てことで残り2試合です。たぶんニュージーランドと戦います。今までの日本であれば十分勝つ可能性はあります。が、今まで通りで通用しなかったこの3試合、さらなる格上と戦うために何か変えてくるかもしれません。とても楽しみです。

頑張れ!日本!

あ、スタートはアメリカ戦と一緒かなたぶん

竹内譲次とファジーカスが代わるかもという保険をかけておきます。多分ないけど。

それではサヨナラ!

 

次回は年金問題についてやるお!?