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W杯レポ~日本は改善できたのかい?~

こんにちは、シカゴ・ブルズのくまゆーです

今回のアメリカ代表はオールスターが1人しかいないということで歴代最弱と言われてます。しかし各国の評価の目安としてNBAの人数が用いられることから、全員NBAアメリカは優勝候補であることは間違いないですね。そして、そんな国と戦えるのは今の日本にとって勝敗以上に価値のある経験になりそうです!

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それでは本題!

W杯チェコ戦をクォーターごとに評価

9月3日に行われたチェコ戦、皆さんの中には記憶に新しい方も多いんじゃないでしょうか。というか今日ですし笑。トルコとの黒星から背水の陣で臨んだこの試合ですが76-89での敗戦ということで肩を落とした人も多くないはず。

但しそれは負けて悔しいくらい日本が成長し、それだけの可能性を持っていたと言うことでもあります。

そして世界最強のアメリカ戦も控えているということで、敗戦に文句を言ったり頑張るだけの根性論を語っても仕方がないので、今回の試合のクォーター毎の見解を書いていきます!

それではいきましょう!

 

〈1Q ~日本!改善してきまんた~〉

まずは第1Q です

スタートは田中・馬場・渡邊・八村・ファジーカスとなっております。前回の記事を見ていただいた方なら気づいたと思いますが、わかりやすく弱点を隠してきた日本です。

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高身長PGのサトランスキーに対して、どこでスイッチしても守れる布陣を敷いてきた日本は思惑通りにサトランスキーを守ることに成功します。

オフェンスに関しても八村を頼ってはいますが、誕生日である田中がミドルシュートに3Pを決め前回とは打って変わり積極的な日本。

日本がトルコ戦で3Pが入っていたことからチェコはアウトサイドを警戒していきますが、田中、馬場はそこを利用しドライブしていきます。敗戦から見事に修正してきました、レイアップが入らないけど。

本来は周りを活かすタイプのサトランスキーが1on1を多用したことや3Pを露骨に撃ちすぎるチェコの事情もあり18-18で1Qを終えます。これを上出来と言わずになんと言おうか。え?リードをしろって?W杯で贅沢を言わない!

〈2Q ~下手な3Pも数撃ちゃ入る~〉

あんまり印象に残っていないので、なんも書くことがない2Qです。でも頑張って書きます。

1Q同様に良いディフェンスをしていく日本、ただそのメンバーがちょっと面白いです。篠山、比江島の元スタート組と竹内譲次の3人でしっかり守っています。スタートだと守れなかった2人がチェコにタフなショットを撃たせていきます。

さらに面白いのが竹内譲次に代わりファジーカスが出てきた瞬間に、日本が守れなくなったことです。おそらくファジーカスをカバーしようとするあまりにディフェンスがオーバーになるのでしょうか?ターンオーバーもありチェコの流れになります。

この話の1番興味深い点はディフェンスが崩れた原因の3人が篠山、比江島、ファジーカスという点です。はい、本来の日本のスタートですね。そりゃ守れないわという話。尚、竹内譲次と一緒だと篠山と比江島は問題なく守れるので相性って大事。

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チェコが次第に3Pを決めてきたこともあり2Qは40-45で終えました。まあ下手な3Pも数撃ちゃ入るということで、代表選手が数撃ちゃたくさん入るのは当たり前ですね。

ただ苦しいシュートを打たせ続けた日本、5点差というのは悪くありません。勝負は魔の3Qへ。

〈3Q ~ゾーンを得たサトランスキー、水を得た魚~〉

両チームスタートメンバーに3Q開始

先に流れを得たのはチェコ、サトランスキーを起点に3Pを決めます。難しいアウトサイドまで決めてしまうチェコは日本のチェックに対してフェイクとドライブで点を決めます。1Qのドライブをやり返された形、チェコはレイアップを決める。

日本は八村がダンクを決めるもディフェンスの攻略とまではいきません。

チェコのアウトサイドをカバーするためか日本はゾーンディフェンスを展開します。これがチェコに有り難かった。

サトランスキーが周りと連動して活かすタイプなのに1on1をしていたチェコ、日本がゾーンにしたため自ずとサトランスキーの1on1の形がなくなり綺麗なゾーンアタックを展開していきます。まるで水を得た魚。

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日本も疲れが見える中で比江島のシュートで流れをもってこようとしますが、ファジーカスのミスから速攻をくらいます。良いタイミングでターンオーバーをする今日の日本。55-64で4Qへ。

〈4Q ~流れまであと1歩~〉

早めに点差を詰めたい日本は篠山や八村の頑張りでシュートを決めていき、トルコ戦では見られなかったハッスルを見せます。

しかし1度流れを掴んだチェコは冷静で時間を使い確実に点を取っていきます。日本がパスをつなぎ、ようやく取った点を速攻で返される場面もありました。辛い時間。

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明らかに3Qよりも良い動きをしている日本ですが点差を詰められません。特にサトランスキーが厄介で、篠山はよく守っていますがオフボールでもスペースをつくる有能さを見せられます。これがNBA、いやシカゴブルズなのか…

不幸中の幸いかファジーカスの退場により出てきた竹内譲次のおかげでディフェンスとパスムーブが良くなる日本ですが時間が圧倒的に足りません。

そのまま76-89で試合は終了です。くぅー

〈総評〉

トルコ戦からの課題を改善した日本。ただし改善したからと言って完璧ではない試合内容でした。篠山はスタートに復帰かもしれません、メンバーによっては十分守れることを示したので。

大きな問題としてはターンオーバーとフリースロー、日本がターンオーバー14のフリースロー44.4%に対してチェコは5の71.2%です。

ただ戦術的にはゾーンの継続以外は問題はないので、これ以上の実力がある国に勝つには選手1人1人の技術の向上が求められるでしょう。

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八村21歳、渡邊24歳、馬場23歳と若い日本の主力達は全盛期を迎えるまでに多くの経験を積む必要があります。そして次の相手は最強アメリカのドリームチームです。

黒星2つの日本はどのような試合を見せるのか非常に楽しみです!

それでは読んでいただきありがとうございました!次の記事までさようなら!

 

 

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